J-REC不動産実務検定®の取得をきっかけに、
副業や地域活動として講座・商品を提供し始めた方が増えています。
そして、受講者や購入者と直接やり取りする場面も少しずつ増えていく中で、
「聞いていた内容と違う」「返金できないの?」といった“ちょっとした誤解”が
大きな信頼低下に繋がってしまうケースも…。
せっかく築いた関係性を壊さないためにも、
「最初にきちんとルールを決めて伝える」ことが非常に重要です。
今回は、受講者との関係づくりにおいて役立つ
ガイドライン・キャンセル対応・ルール整備の実践例を紹介します。
よくあるトラブルの傾向と背景
J-REC受講者の中でも、自身の講座や教材を提供し始めた方からは
以下のような声が寄せられています。
- 「時間を守らない参加者がいて、他の人から不満が出た」
- 「LINEグループ内で不適切な投稿があった」
- 「講座を受けてから『思っていた内容と違う』とクレームがきた」
- 「資料の無断転載やSNSへの投稿でトラブルになった」
これらの多くは、“悪意”というより“認識のズレ”から発生しています。
トラブルを未然に防ぐために|ガイドライン整備のポイント
ルールは「問題が起きてから考える」ものではなく、
提供前から明文化して提示しておくことがベストです。
とくに次の項目は最低限盛り込んでおきたい内容です。
📌 参加ガイドラインに記載すべき内容(例)
- 参加対象(例:不動産実務初心者向け、個人向け)
- 禁止行為(録音・録画・無断転載など)
- チャット・グループ内での投稿マナー
- 講座の目的や受講者のゴールの明確化
- 利用規約や個人情報の取り扱い
GoogleドキュメントやPDF形式で作成し、
参加申込フォームや自動返信メールで必ず事前共有しておくことが推奨されます。
キャンセル・返金対応のルール整備
トラブルにつながりやすい要素のひとつが「キャンセル」と「返金」に関するやりとりです。
曖昧なままだと、返金をめぐる信頼トラブルや炎上につながるケースも少なくありません。
📌 整備すべきルール項目(例)
- キャンセル受付の期限:開催〇日前まで
- 返金の条件:支払い済みか否か、連絡方法・時期によって対応可否が変わる
- 返金不可のケース:教材のダウンロード後・動画視聴後などは返金対象外に
- 手数料負担の有無:返金時の振込手数料などは誰が負担するか明記
- トラブル対応窓口の明記:連絡先や問い合わせ先も明記しておく
あらかじめ、申込フォーム・自動返信メール・受講案内ページ等に明示し、
「申込をもって規約に同意したものとみなします」と記載しておくのが基本です。
FAQ(よくある質問)の事前提示で誤解を防ぐ
実際にトラブルになる前に、想定される質問や誤解をFAQ形式で提示しておくことで、
安心感を高め、事前に不安やズレを解消できます。
📌 FAQに盛り込むと効果的な内容
- 日程変更は可能か?
- 欠席時の振替・録画対応はあるか?
- 受講資格に制限はあるか?
- 資料の配布タイミングは?
- 支払い後の流れと所要時間
WordPressやGoogleサイトに設置しておくと、いつでも確認できて便利です。
緊急時・トラブル時の一次対応マニュアル
ガイドラインやFAQが整っていても、想定外の事態は起こります。
そんなときのために、**自分用の「初動対応メモ」**を用意しておくと安心です。
📌 初動対応で意識すべきこと
- 感情的に反応しない(即返信しない)
- 内容は必ずスクリーンショット・保存
- 事実確認 → ルールと照らし合わせ → 対応可否を冷静に判断
- 第三者が関わる場合は仲介役を立てる判断も
まとめ|信頼を“ルール”で守る
講座や教材提供は、「売って終わり」の商品販売ではありません。
人と人との信頼関係の中で成り立つサービスだからこそ、
トラブルは早期に防ぎ、安心できる場づくりを整えることが何より大切です。
「何かあったらどうしよう…」と不安を抱えたまま発信を始めるよりも、
事前にルールを明文化し、トラブル対応の“型”を決めておくことで、
より自由に、よりのびのびと活動を広げていけます。
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