資格取得の“その後”を、どう動くか?
J-REC不動産実務検定®を取得したあと、「この知識をどう活かすか」「副業や地域活動にどうつなげるか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
実際、主催者側や修了生へのヒアリングを通じて見えてきたのは、
- 受講後、何もしないまま時間が過ぎる人も多い一方で、
- 小さな一歩を踏み出した人が、思わぬ成果や出会いにつなげているケースがあるということ。
本記事では、そうした受講生の共通傾向から再構成した「モデルケース」を通じて、「発信→副収入」へとつながる道筋をご紹介します。
モデルケース①:ブログ発信から相談依頼へ
知識のアウトプットが誰かの助けになる
複数の修了生から、「受講後にブログを立ち上げ、自分の学びや経験を整理していたら、読者から問い合わせが来た」という報告が寄せられています。
特にニーズが高いとされるテーマは:
- 相続・空き家に関する基礎知識
- 不動産購入の注意点や初心者向けQ&A
- トラブル事例や失敗談の共有
ブログは毎日更新でなくてもOK。
「自分が困った経験」「講座で初めて知ったポイント」を1記事ずつ発信するだけで、“自分と同じことで悩んでいる人”に届きます。
その中で、「無料で相談に乗ってもらえませんか?」という依頼が入り、徐々に有料相談や講座、オンラインサービスへと発展するケースもあります。
モデルケース②:SNS投稿から地域プロジェクトへ
続けていたら、地域の人から声がかかった
InstagramやX(旧Twitter)で、空き家や地域の課題について継続的に発信していた受講生の中には、次のような流れで地域活動に関わるようになった例があります。
- 空き家や地元風景を写真付きで紹介
- 「#空き家活用 #地域づくり #移住支援」などのハッシュタグ活用
- 地域の住民や自治体担当者の目に留まり、メッセージを受信
- 地域プロジェクトのメンバーとして委託業務に参加
SNSのフォロワーが多くなくても、地道な発信が“信頼”に変わることで、調査・レポート作成・空き家の利活用提案などの仕事に発展した事例もあります。
モデルケース③:YouTube・動画発信で講師デビュー
経験を語るだけで、講座の依頼が来ることも
YouTubeやショート動画(Instagramリール、TikTokなど)を活用して、「家探しの体験談」「不動産屋とのやりとり」「内見での気づき」などを発信していた修了生もいます。
編集スキルがなくても、スマホ一つで話すだけのシンプルな動画で十分。
派手な演出よりも、「リアルな体験」を落ち着いたトーンで語る方が信頼を得やすい傾向にあります。
そしてこうした動画が、地元のNPOや市民団体の担当者の目に留まり、
「ぜひ市民向け講座で話してほしい」と講師依頼が入った、という流れです。
その後は:
- 地域のセミナーに登壇
- 相談依頼や講座依頼が増える
- 自主開催のZoom講座やe-learningにつながる
といった“発展型”に進む方も。
「発信から収益」につながる人の共通点
どのパターンにも共通していたのは:
ということ。
まとめ:資格はゴールではなく「きっかけ」
J-REC不動産実務検定®で得た知識は、ただ持っているだけでは宝の持ち腐れ。
しかし、それを発信する・行動に移す・誰かに届けることで、少しずつ形になっていきます。
発信とは、「こんなことに悩んでいたんだ」「こうすればよかったんだ」といったあなたの気づきを、
まだ悩んでいる誰かに届ける行動。
発信が“仕事になる”のではなく、発信が“信頼”になり、その信頼がやがて“価値”として報われていく。
それが、今回見えてきた成功傾向でした。
🔜 次回予告
次回は、「発信を収益化につなげるための仕組み」──
LINE公式・無料レポート・イベント集客など、“見つけてもらったあとにどうするか?”を解説します。

